今昔物語

いまは昔、貧しき女が清水の観音に参籠し運を得た話

今は昔、清少納言が『枕草子』を著したずっと前のことだ。京に住んでいた若い女が、貧しい暮らしでいっこうに生活は楽にならなかったので、清水の観音さまに願をかけていたが、少しもききめがなかった。そこである日、いつものようにお籠りして、観音さまに…

藪医師竹斎-伏見稲荷大社で嫁とバッタリ出会ったコワ~イ話(今昔物語風に)

前口上えー近年マスク美人てぇ言葉がはやりましたな。そして古いことわざに「よめ とほめ 笠の内」というものがあります。分りやすい文に直すと「夜目 遠目 笠の内」と書くんですな。今のご時世でいうなら「マスク美人」ということでっしゃろか。今日お話し…