勝林院を後にし、次に向ったところは平家物語で有名な寂光院である。
律川に沿って坂道を降り、田畑の残る田舎道を少し歩くと呂川の土産
物店の前に出る。ここで “志ば久” さんのしば漬けを買うのが、わたし
の長年の習わしになっているのだ。
いつの間にか左端の不動明王が一体増えている。それにしてもケイトウ
の花の背が高い。
畑の中に入って写真を撮ってもよい、と看板が出ていたのでニ三枚撮る。
こういう心づかいが嬉しい。畑を荒らさないように そっと遠目に撮影。
写真に写る家は、近年オーガニックレストランとして人気店となった“来隣”。
開店前から多くの若い女性が並んでいることに びっくり! 30年前には、
この家は普通の土産物店だった覚えがある。
この裏に茶店があり、そこで昼食の“とろろニシン蕎麦”を食べた。席数は減らして
いるようで、外の景色を眺めながら美味しくいただきました^^
それにしてもコロナの影響か、数年前と比べると喫茶店や食事のできる店が激減し
ていたことに心が痛む(知っている店が数軒店を閉めていた)。
平清盛の娘で安徳天皇の母 建礼門院徳子様の墓所である(寂光院の裏手にある)。
思っていたより寂光院を訪れる方が多かった。そろそろ帰るとしよう。
年々田んぼ が少なくなっていくのを見るのは寂しい。田畑にはどんどん人工物が
増えていく。
買物と昼食を入れ、4時間の散策であった。心も体も すっきりとした
半日余の散策だった。