今朝早くに窓の外を見ると雪が横殴りに吹きかけている。
比叡山を見てみるといい感じに朝日が差している。あわ
ててカメラを引っ張り出したが、時すでに遅く、お山は
雲の中に隠れてしまっていた。
いつの頃だったか、一月二日に京都バスに乗り花背峠
を目指した。乗客はわたしを入れて三人、ほかにバス
運転手と助手(冬季はチェーンを巻く助手が乗る)の
二名が乗っていた。
正月だというのに山歩き(その恰好をしていた)をす
るとは物好きな夫婦がいたものだ、と自分のことは棚
に上げ、三人で花背峠で下車した。二人は鞍馬寺の方
へ向うというので途中で別れる。
花背峠から一時間ほど歩くと最初の民家が見えてくる。
いつもここから撮影は始まるのだ。もう少しゆくと芹生
(せりょう)集落の中心部に入る。
玄関先で雪かきをしている男性がいたので「冬でもここ
に住んでいるのか」と尋ねると、「冬は京都市内に住ん
でいる。今朝は雪かきに来たのだ」という。
この日歩いたコースは北山では人気のあるところで、
季節のよい時期には多くのハイカーがいるのだけれ
ど、積雪期にはあまり見かけない。
花背峠を起点に叡山電鉄貴船口までを歩く方が交通
の便がよい。もちろん貴船神社ー奥の院ー芹生峠ー
芹生集落ー花背峠の逆コースでも結構。積雪が無け
れば4時間ほどで歩けるけれど雪が積もっているな
ら斜面があるので軽アイゼンの用意が欲しい。
芹生の紹介で終ってしまいました ^^