京都観光

藪医師竹斎-伏見稲荷大社で嫁とバッタリ出会ったコワ~イ話(今昔物語風に)

前口上えー近年マスク美人てぇ言葉がはやりましたな。そして古いことわざに「よめ とほめ 笠の内」というものがあります。分りやすい文に直すと「夜目 遠目 笠の内」と書くんですな。今のご時世でいうなら「マスク美人」ということでっしゃろか。今日お話し…

「洛東芭蕉庵」再興の発起人 - 忘れられた俳人 樋口道立を探しに真如堂界わいを歩いてみた

秋晴れの一日、「洛東芭蕉庵」再興の発起人 - 樋口道立の墓が紅葉の名所真如堂付近にあると知り、居ても立っても居られなくなり探し歩いてみた。その顛末を報告してみたい。 真如堂へ至る北参道 「真如堂前」でバスを降り、先ずは紅葉の名所である真如堂(新…

松尾芭蕉と与謝蕪村ゆかりの寺 「洛東芭蕉庵」(金福寺)を訪ねる

比叡山西南の麓「一乗寺村」、今でいう一乗寺才形町に小さな禅寺がある。地元の者はその名を「芭蕉庵」(金福寺)と呼ぶ。コーヒーを売る小家もちかく、名物の丁稚羊羹を売る店も遠きにあらず。 白川の花売女? 寺への途中、むかし白川女だったと思しき花売…

「平家物語」 ー 大原御幸 寂光院で平家一門と安徳天皇の菩提を弔う建礼門院徳子と涙の再会

朝焼けの東山 まだ夜の明けきらない未明のうち、都を立った後白河法皇一行が洛北市原、そして静原の里を越えて江文峠に着いたのは午後も遅い時間だったろう。わたしはと言えば、情けないことに電車とバスを使っても江文峠までニ日かかっている(若い頃なら一…

平家物語「大原御幸」の道をたどってみた2 ― 天武天皇が逆賊に襲われお隠れになった静原は城塞都市のよう?

静原の里 さて後白河法皇一行は、市原から大原寂光院へ向うのにどの道を通っていったのだろうか。『平家物語』ではそのことには何一つ触れていない。思うに上高野まで戻って高野川沿いに若狭道を大原へ歩くとなると倍以上の距離を歩くことになるのでその道は…

平家物語「大原御幸」の道をたどってみた ― 小野小町ゆかりの寺の巻

祇園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらわす。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ… 「大原御幸」出立の朝 ー 写真左端が大原別所あたり…

かつて小野郷と呼ばれた洛北 上高野の神社をめぐる ー 小野妹子と出雲氏の関係をさぐる

崇道神社一ノ鳥居 京都市の北部、高野というところに小野妹子や小野一族を祀った神社があると聞いていたので一度は訪ねてみたいと機会をうかがっていた。小野妹子は遣隋使として初めて隋に渡った人と知っていたし、子孫には小野篁や小野小町がいるので なん…

洛北二ノ瀬と「伊勢物語」を結びつけるって無茶ぶり?

小野小町が晩年を過ごしたと伝わる市原の里を後にして、次に向った先は貴船の少し手前にある二ノ瀬の里である。ここは“悲運の親王”として名高い(?)文徳天皇第一皇子の惟喬親王を祀っている神社のあるところなのだ。いつもなら叡山電鉄に乗り、二ノ瀬駅で…

小野小町の最期の地 補陀洛寺を訪ねてみた

京都駅から北へ十キロ余り行くと貴船や鞍馬のちょっと手前に“市原野”という集落がある。かつては山間の農村地帯であったが、いつの間にか山は削られ、田んぼや畑は工場や住宅地と化してしまった。平安の昔にはこの地は鳥辺野や化野、紫野などと同様に 人の亡…

夏空に平安神宮で花菖蒲を見てきました。

前回の投稿からだいぶ日が経ってしまった。散歩をかねて写真撮影はつづけていたのだけれど、写真のレタッチと文章を書くことがどうにも気が重かったのだ。でも一昨日 平安神宮の花菖蒲が見ごろを迎えていると聞いていたので、午前中に掃除洗濯をすませ、午後…

平安神宮(神苑)にカキツバタを観る

平安神宮を訪ねるのは二十年振りのことだろうか。その頃はまだまだフィルムの時代だった。キヤノンNEW F1にリバーサルフィルムを詰めていたっけ。レンズは28-85mm(1:4)のズーム(結構よく写ったけど広角側で歪曲収差が目立った)で、オートワインダー…

桜咲く季節に今熊野観音寺と中宮定子眠る鳥戸野陵を訪ねてみた

春の陽気に誘われて久しぶりに京都東山今熊野あたりを散策してみた。この辺りには皇室の菩提所である御寺泉涌寺や西国三十三ヶ所観音霊場の第十五番札所・今熊野観音寺などがある。 鳥居橋 泉涌寺参道を左に折れると朱塗りの鳥居橋が見える。橋を渡ると今熊…

紅葉の光悦寺を訪ね、洛北・鷹峯芸術村に琳派を想う

お土居 ようやく鷹峯に取りついた。山側には豊臣秀吉が築かせたという「お土居」が残っている。お土居の向うにある山が鷹峯三山のようだ。このあたりは“ブラタモリ”でも紹介されていたので記憶のある方もいることだろう。当時の石積なのか、それが結構残って…

光悦ゆかりの本法寺(菩提寺)、清明神社、大徳寺、今宮神社などを訪ねてみた

本法寺仁王門 本法寺は本阿弥家の菩提寺本法寺は裏千家の西隣にある日蓮宗の本山である。 本法寺沿革には「外護者であった本阿弥光二・光悦親子の支援を受けて堂塔伽藍を整備し、本法寺は京都の町に一大栄華を誇るまでに及びました」と記されている。また本…

本阿弥光悦ゆかりの地 — 屋敷跡、楽焼宗家、千家、尾形光琳・乾山墓所などを訪ねてみた

光悦ゆかりの地めぐる を理由に健康管理?光悦とは縁もゆかりもない わたしが、どういう気まぐれからか、光悦に関係する所を巡ってみよう、と思い立ったのは実にコロナ禍のせいなのである。とある秋の日、新型コロナ感染を理由に家の中に閉じこもってばかり…

京都大原 寂光院道に残る田園を散策する

勝林院を後にし、次に向ったところは平家物語で有名な寂光院である。律川に沿って坂道を降り、田畑の残る田舎道を少し歩くと呂川の土産物店の前に出る。ここで “志ば久” さんのしば漬けを買うのが、わたしの長年の習わしになっているのだ。 呂川に沿った参道…

京都大原 里の駅から三千院 そして勝林院への道を歩く

ここの所、天候が良いので毎日のように遠出をしている。久しぶりに大原あたりを散策してくるわと連れに言うと、それなら私も行くという。「里の駅」で平飼いの鶏卵を買いたいのだという。そして一年振りに二人で出かけることになった。当然 わたしが、荷物担…

京都御苑に小さな秋を探す

北の国から初雪の便りが届く今日この頃、京都御苑ではようやく秋の気配がしてきた。十二月上旬までは紅葉を楽しめるのが京都御苑である。いま盛んに色づいているのは、桜紅葉とムクノキ、黄色やくすんだ赤 場所によって色が変化するケヤキ、それに黄色い葉が…

秋の一日 京都岡崎公園あたりを探索する

陽気の良いのに誘われて 、気分もよいし、久しぶりに岡崎公園、南禅寺あたりを散策してみようか、と思い立った。 比叡山上空の浮雲 平安神宮応天門 平安神宮内には、時計回りに南神苑、西神苑、 中神苑、東神苑と四か所の池泉がある。それぞれ季節の花(桜・…

京都 南禅寺に秋を探す

週明けの秋晴れの日、午後も遅い時間なら、紅葉の名所の一つである南禅寺であっても人出は少ないだろう、との読みで出かけてみた。まだ紅葉には早かったけれど、想像していたよりもモミジの葉は色づいていた。 南禅寺参道 久しぶりに歩く参道は以前とは大分…

祇園祭の山鉾巡行 今年は中止?

静かな祇園祭 日本の夏の祭りを代表するものといえば、真っ先に京都の祇園祭が挙げられます。 ですが今年はいつもの年と様子がちがいます。山鉾巡行がありません。そもそも すべての山鉾建てがないのです。原因はアレです、新型コロナウイルス対策なの です…

ねね様の眠る寺 高台寺を訪ね豊太閤の夢に想う

京都で一番人気の寺といえば、だれもが一度は参詣している清水寺である。 その清水寺から北の方角へ歩けば、土産物店が軒を連ねる三年坂、二年坂 と京情緒を味わえる一帯がある。そこを通り抜けると八坂神社と開放感た っぷりの円山公園にいたる。 秀吉公と…

京都大原の里に寂光院を訪ね『平家物語』を聴く

『平家物語』ゆかりの寂光院 京都大原といえば、まず誰しもが頭に思い浮かべるのは三千院では ないだろうか。三千院の名は、おそらく永六輔さん作詞の「女ひとり」 を聴いていて覚えている方が多いと思う。 その大原だが、三千院の次に訪ねてみたい寺院とい…

琵琶湖疎水べりの桜

外出自粛にも限度がある。ここ二か月間、繁華街には出かけていない。 たまには淀橋カメラにも行きたいし、丸善にだって行きたいのだ! 外食もしていないし、行きつけの喫茶店にも入っていない。 ホントは お金がないのだけれど… 夷川ダム そこで世間の休日の…

午後の陽光

琵琶湖疎水 例の騒ぎ(新型コロナかパブリカ?)で外出を自粛 していたけれど、連休明け お天気も良いので、 運動不足解消に琵琶湖疎水べりを歩いてみた。 染井吉野は咲き始めたところだった。 おやっ 今年も「琵琶湖疎水船」が運航してるし。 京都御苑

哲学の道へ 桜花と新島 襄・八重夫妻の墓所を訪ねる

連休明けの春の一日、閉じこもってばかりでは精神衛生上良くないので 外出してみた。染井吉野を楽しむには少し早いかな、という気はしたが、 哲学の道へ購入して間もないカメラを持ちだし、思索しながら撮影を試 みた。 想像していたとおり、まだ桜の蕾は ほ…

京の桜の名所 平野神社境内を歩いてみた

平野神社を訪れるのは一年半ぶりのことだ。一昨年の台風被害に遭い、 拝殿は倒壊、境内の桜の木も根こそぎ倒れ、甚大な被害を被ったとい う報道に接し心を痛めていた。 昨日訪れたとき、拝殿は再建の途上だった。そして境内の桜は台風の 被害に遭いながらも …

京都の春 ー 今更ながらNkon D750を購入し、新旧レンズを試してみた

いつかはフルサイズ、と誰しもが思うのではないだろうか。 自分の技量は棚に上げ、フルサイズカメラを使えば写真は 上手くなる、という幻想(?)を持ったのは このワタシです。 京都御苑 木の花は NIKKOR Ai 50mm 1:1.4s AF NIKKOR 24-85mm 1:2.8-4D IF AF …

早春の岩船寺を訪ねる

岩船寺本堂・庫裡 岩船寺の仏像 岩船寺は京都府木津川市にあるが、地理的には奈良市に近く、 JR奈良駅から自動車で30分ほどで来ることができる。山門前 には寺の名の由来になったという舟の形をした「石風呂」があ り、訪れるひとを出迎えてくれる。 境内…

石仏の里 当尾(とうの)ー 岩船寺への道

当尾の里 石仏の道 浄瑠璃寺を後にして、山あいの “石仏の道“ を通り岩船寺に向う。 多くの方は比較的楽な逆のコースをとるが、静かな朝のうちに 浄瑠璃寺を拝観したかったので岩船寺を後にまわしたのだ。 やぶのなか三尊 車道のすぐ脇に鎮座している。名の…