近ごろ 巷では『ペスト』という題の小説が売れて
いるようだ。武漢を起源とする新型コロナウイル
スが世界中にひろがり、犠牲者がたくさん出てい
るこの状況でペストをテーマとした小説が読まれ
るとは興味深いことに思える。
イタリアの小説だったか『デカメロン』という小
説がある。だいぶ以前に、新訳でそれも文庫本が
あることを知ったので購入(意外と高かった)し
通勤バスの中で読んだ覚えがある。
この小説もペストが蔓延している状況で、郊外に
避難した紳士淑女がそれぞれ物語を語るのだが、
これが実に過激な内容で面白かった。
イタリアではペストやマラリアがたびたび流行し
たので、富裕層は高地に避難したという。ローマ
郊外のティボリはそんな所だったようだ。日本な
ら軽井沢か?
『カザノヴァ回想録』といい、イタリアの小説に
はエロティックな それでいて芸術性の高い小説が
ある。こんな時代には軽井沢に避難し、イタリア
の小説でも読んで気を紛らすとしよう。
・・・妄想です。
今回投稿したものは SONY RX100で撮影したものです。
仕上がりが気に入らなかったので、長年お蔵入りになっ
ていました。外出自粛の状況、満足に撮影にいけないの
で陽の目を見ることになりました。