石仏の里 当尾(とうの)ー 岩船寺への道

 

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当尾の里

 

石仏の道

浄瑠璃寺を後にして、山あいの “石仏の道“ を通り岩船寺に向う。

多くの方は比較的楽な逆のコースをとるが、静かな朝のうちに

浄瑠璃寺を拝観したかったので岩船寺を後にまわしたのだ。 

 

 

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やぶのなか三尊

 車道のすぐ脇に鎮座している。名のとおり藪の中にある。

 

 

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当尾の里とは

当尾の里は南都仏教の別所であるという。京の比叡山に対して

大原が別所であるように、何かと騒がしくなった南都を離れ、

静かな山里に庵を結び、修行に学門に励みたかったのだろう。

浄瑠璃寺岩船寺のあいだには、たくさんの石仏・磨崖仏が鎮

座している。修行僧が浄土に思いを馳せ、あるいは里の人々の

行く末を案じ刻んだのだろうか。

 

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山間の農家

 
道すじに立派な造りの農家が点在しており、白壁が目にまぶしい。

治承4年(1181)、平清盛に命を受けた軍勢により南都が焼討ちに

遭い、奈良阪の戦で傷ついた奈良法師の中には、当尾の里の百姓家

にかくまってもらった者もいたかも知れない。そんなことを考えな

がら歩くのも趣きがある。

 

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阿弥陀如来坐像(からすの壺二尊)

  

 

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地蔵菩薩立像

 

 

 

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からすの壺二尊を望む

 

 

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山あいの道

 

 

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昼にしては薄暗い小道がつづく

  

 

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浄瑠璃寺岩船寺のほぼ中間点にある道標

  

 

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わらい仏

  

 

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道標(分岐点)からの登り道入口

  

 

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急勾配の登り道が少しの間つづく

  

 

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振り返って下を見ると大岩が見える

 

  

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不動明王

登山道の下にあるので、注意しないと通り過ぎてしまう。

辺りはきれいに清掃されていて気持ちがよい。

 

 

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昼なお暗い場所にある

 

 

 

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岩船集落入口

 

 

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岩船集落

この集落を通り過ぎると間もなく岩船寺である。

 

 

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杉林の向こうに目指す岩船寺の案内板が見えた

 

 

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岩船寺山門

 

一時間ほど歩き、ようやく寺に着いた。門前には家屋が軒を連ね、

意外にもにぎわいがある。

 

※次回は岩船寺を投稿します。