十年に一度の寒波の中「源氏物語ー須磨の巻」を読んで見た


「十年に一度の寒波」だという。大雪や寒さで断水になるかもと思い、飲み水は確保しておいた。停電に備えロウソクとマッチ、懐中電灯もテーブルの上に出して置いた。冷凍庫の中には凍らせたご飯やお菜もあるし、数日は食べるものにも困らない。…でも停電になったらどうやって解凍する?
そんな中、物語はやっと「須磨」にたどり着いた。JR京都線の電車はなかなか山科駅には到着せず、乗客は車内に缶詰状態だったとニュースで伝えていたっけ。


淡路島より播磨灘を望む(画像をクリック!)

 

光源氏 須磨に流される
須磨と聞いてイメージするのは、関西人なら海水浴の砂浜で異性を見つける場所? そこは大阪や神戸からそんなに遠い場所ではない。関東の人なら江の島あたりをイメージしてみたらどうだろう。『源氏物語』の須磨の巻では、「たいそう人里離れた、物凄い土地になっていて、海女の家さえ稀である」という。そんな場所に光源氏は官位をはく奪されて流されたのだ。その理由というのが源氏には「心当たりがない」という。伏線はたくさんあったのにである。 



建礼門




承明門より紫宸殿を望む




御常御殿




御内庭

 

 

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京都御所付近より望む東山夕景(画像をクリック!)


光源氏が須磨に流された訳は - 遊びがすぎたから!?
源氏が須磨に流された訳は、源氏の後ろ盾である左大臣(正妻-葵上の父)の権勢が衰え、変って右大臣が幅を利かすようになったからのようだ。日頃から源氏のプレイボ-イぶりを見て見ぬふりをしていたのだけれど、自分の娘(朧月夜君)の部屋で源氏が寝ていたところにたまたま踏み込んだ右大臣、そこには顔を隱す源氏がいた。‥気まずい時間が一瞬流れた(たぶん)。怒りをかくす右大臣だった。そして弘徽殿の大后(桐壺の院の后)にそのことを告げる。あ~あ ^^;



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